そもそもケレン作業というのは、
塗装するところについている古くなった塗膜や錆、汚れを落とす作業となっています。
この作業によって凸凹になっている部分を滑らかにすることができるのです。
ケレン作業をせずに上から塗料を塗った直後の見た目はあまり問題ないように見えるのですが、
長期的な視点で見た時に耐久性の面で劣ってしまうのです。
また、古い塗膜や錆、汚れがあると、新しく塗った塗料の密着性がなくなってしまい、塗料が持つ
本来の耐久年数を十分に発揮できないことにつながってしまいます。
つまりケレン作業をしっかりとすることは、塗料の密着性を高め、仕上がりもきれいにし、
それによって塗装の寿命を長くする大変重要な工程となっているのです。
次に錆止め作業です。
これはまた重要な作業です。
上塗りをしてしまえば錆止めを塗ったかはわからなくなってしまいます。
だからと言って錆止め作業を抜いてしまうと、
塗料の密着などがだいぶ変わってきてしまいます。
なので、錆止め作業は分からなくなるからといって抜いてしまうことはありません。